DRT
ダブルハンドリコイルテクニック

背骨という組織は、頭から首に繋がる骨であり、重い頭を支えるという役割があります。

また、身体の土台となる骨盤にも繋がり、上半身のバランスを保つという役割も担っています。

しかし背骨は、日常の習慣や不良姿勢などが原因となってゆがみを引き起こすことがあります。
また、背骨のゆがみは骨盤のゆがみを併発することもあります。

骨盤がゆがむと身体全体のバランスが崩れ、部分的な筋緊張や血行不良を引き起こすこともあります。
その結果、肩こりや腰痛、頭痛、冷え、むくみといったさまざまな不調につながる可能性があります。

DRTとは、Double Hand Recoil Techniqueの略で、背骨の連動に注目した矯正施術です。

背骨に重点を置いた矯正施術はさまざまな方法があります。

従来の背骨矯正は、部分的な背骨のゆがみに焦点を当てた施術方法が多く用いられていました。

しかし、背骨は24個の椎骨がバランスを取り合って構成されているため、局所的に矯正しても身体全体を回復することは難しいといわれています。

一方で、DRTでは背骨全体に着目しているため、背骨全体を同時に矯正することが可能とされています。

当院のDRTは、院長が手技によって施術を行っていきます。

手技とは、機器や道具を使わずに施術者の手のみで行われる施術方法です。

DRTは背骨の矯正になりますが、主に上部頸椎矯正を軸に施術を行っていきます。

背骨の上部にある頸椎に手技でアプローチしていくことで、背骨全体を整えていきます。

これにより、身体全体のバランスを整えることができ、血流も促進されるようになります。

DRTの施術はゆらゆら背骨を揺らすように行うため、無理に動かして痛みを伴うような施術ではありません。

DRTは、多くの症状に適用される施術であり、さまざまな不調や症状を解消することが期待できます。
DRTの施術で見込める効果は次の通りです。

●肩こり・腰痛などの慢性症状

身体にゆがみがあることで首や肩・腰などに過剰な負担がかかり、筋緊張を引き起こす場合があります。

この筋緊張や、筋緊張から起こる血行不良が生じると、疲労物質などが蓄積されやすくなり、肩こりや腰痛などの慢性症状を引き起こすことがあります。

DRTの施術では、背骨全体に対してアプローチを行っていくことで全身が調整され、筋緊張の緩和が見込めます。
筋緊張が緩和することで滞っていた血液の流れも改善されることがあります。

その結果、肩こり・腰痛といった慢性的な症状の改善が期待できます。

●ケガの早期改善

DRTの施術では、背骨を調整することで全身のバランスが整い血流が促進されるため、身体の組織へ栄養が行き渡ることが望めます。

栄養の循環が向上することで、ケガがみられていた組織の自己修復能力が向上につながり、ケガの早期回復が期待できます。

また、身体のバランスが調整されると、筋緊張が緩和して可動域も改善されやすくなります。
そのため、ケガの回復期におけるリハビリの1つとして取り入れることも有効といわれています。

DRTによって改善・緩和が期待できる症状には、次の症状が挙げられます。

・捻挫
・肉離れ
・ぎっくり腰
など

●神経系の不調の解消

筋肉が緊張していると動きが鈍くなり、神経を圧迫してしまうことがあります。
すると、坐骨神経痛などの痛みやしびれ症状や、自律神経の乱れを引き起こす場合があります。

DRTの施術では筋緊張をほぐすことで、神経の圧迫を緩和することが見込めます。

●冷え・むくみの改善

血行不良が生じていると、全身に血液が行き届きにくくなることで冷えが生じやすくなります。
さらに、老廃物や余分な水分が排出されにくくなることで、むくみの発症にもつながります。

DRTの施術によって血流が改善されることで、長年悩んでいた冷えやむくみの改善も期待できます。

DRT（ダブルハンドリコイルテクニック）の本質は自然治癒力の活性化にあります。

ほとんどの症状は、改善するために必要な要素として自分自身の回復力が必須になります。

たとえば風邪を引いた時も、転んで擦りむいた傷なども薬等を使うことも有効ですが、自分自身の回復力に勝るものはありません。

その回復力を引き上げる技こそDRTです。
施術内容としては背骨をゆらゆら揺らす安全な施術法です。
施術内容としては単純なようにも感じると思いますが、実は繊細な技術を要します。

症状にもよりますが個々の自然治癒力には個人差があるので、複数回施術を受けることをおすすめしています。

初回でも施術後にはっきり効果を感じる方も多くいらっしゃいます。

身体の不調でお悩みの際はぜひお気軽にご相談ください。