【骨に異常なし!】 2023年11月15日 / 症状から記事を探す腰や膝が痛いから受診したのに「骨に異常なし」と言われてしまい、途方に暮れていませんか?痛みの原因は骨だけではなく、むしろ骨以外に原因があることが多くあります。骨に異常がないのは恐らく事実でしょう。ただその後の説明もなく、そのまま逆に捉えれば、「なぜ痛いのかわからない」ということです。身体の組織は骨以外にも筋肉や内臓器、血管、神経などいろいろありますね。それぞれの組織が正常に動き、働いていれば身体に痛みは出ないのです。骨でも筋肉でも何かしらの異常があるからその状態を身体が察知して痛みや不快感として認識するのです。骨以外に原因があると先述しましたが、では結局何が原因で痛みが出てしまっているのか?今まで見てきた症状の中で圧倒的に多いのが筋肉とその周りの筋膜組織由来の痛みです。身体を動かしているのは骨ではなく筋肉です。その動かす役目の筋肉・筋膜に異常が生じると骨や節々に痛みが出たような感覚になります。次に多いのは骨格系です。骨に異常なしって言われたけど⁉と思われる方もいたかもしれません。「異常なし」というのはあくまで「形態的に」異常がないのであって、関節の動きまではレントゲンなど画像診断でみることはできません。関節の動きと言っても、肩や股関節のように大きく動くものもあれば骨盤の仙腸関節といったほとんど動きがないものもあります。本来あるべき動きがとれなかったり、逆に動きすぎてしまったりしても痛みになります。血管・神経系の症状ですが、血管や神経は筋肉の中を通っています。その途中で筋肉が硬く締まっていたりすれば絞扼状態となり、症状につながります。さて、いかがだったでしょうか?骨に異常がないならどうしたらいいの?とがっかりする必要はいりません。むしろ、骨に異常はないのか!じゃあ次!くらいの感覚で痛みをやっつけに行きましょう!